ノスタルジーや憧れなどの要素の詰まった漫画
「映像研には手を出すな!」を買った
ご多分に漏れず「映像研には手を出すな!」のアニメをみて原作を購入。
ポイント
- おじさんにはノスタルジー。若者にはなんだろう。
- でも憧れでもある。
おじさんにはノスタルジー
ノスタルジーだけとは言わないが、やはりこうあったら良かったなぁという側面をとても強く感じた。特に少年の頃に漫画を書いたりして遊んでいた層にはそう感じることでしょう。
スポ根に共感しない人はこういう内容を好むのかもしれない。
でも結構読みづらい
とくに3巻4巻と進むにつれ、読みづらいなと感じるところがある。私の読解力が足りないせいかもしれないが、セリフの意味がなかなかわからないと思うところがある。キャラクターに言わせたいことを言わせるためにいくつものステップを飛ばしたかの印象をうける台詞がぽつぽつある。そこがキャラクターの重要な心の吐露であったりもするので、よくわからない話という印象をうける。
やはり金森が面白くて
森岡毅さんのインタビューを聞きながら書いているせいではないが、金森というキャラクターがやはりすごいのである。いわゆるマーケターとかプロデューサーとか言われる立場なのだろう。人と人のやり取りの調整がうまくて策士だが、浅草のような内向的な人間からぜんぜん遠くなく、むしろ同類。調整役というと、頭キレキレキャラや超外交的なキャラをイメージしがちだがいわゆる典型的なそういうキャラクターとまた違う感じで書かれている。